キャバクラの売り上げを左右する「つけ回し」の極意:後編

キャバクラの売り上げを左右する「つけ回し」の極意:後編


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こんにちは、ヒメブロ担当のトノです。

前回はつけ回しについて解説をしました。
今回は実際につけ回しをする際の心構えをご紹介いたします。

 

目次



  1. よくあるお客様からのクレーム

  2. つけ回しに必要な心構え

  3. まとめ


 

よくあるお客様からのクレーム


この業界で特に多いのが指名をしているお客様からクレームです。
人気キャバ嬢になれば、1セット5分程度しかつく事ができません。指名が多ければもっと席に着く時間が短くなります。

特にお客様は指名=ずっと席に着くと認識している為、数分しかつかないと回しを呼び出し、何分も説教がはじまります。
こういう状況になると、ハートが弱い回しは新規のお客様に女の子を紹介する事をしなくなり、指名の席ばかりぐるぐる回すことだけを優先してきます。

必ず忘れていけないのは、指名というのは優先的に席にお付する行為であり、ずっとその席にいるわけではありません。
なので、回しがお客様にびびってフリーに飛ばしてくれない状況になった時点でキャスト様の売り上げはそれ以上伸びません。

その日来店された新規のお客様を回収できないという状況になります。

 

つけ回しに必要な心構え

まず、回しというポジションはギャンブルです。正解などありません。
来店するお客様の容姿、特徴や雰囲気などから女の子を選んで案内します。

本来ならば仕事ができる女の子から優先的につけるのがいい回しです。
ただ下手な回しはリスクを背負うことを嫌います。

ここで重要になってくるのは、仕事ができる上位の女の子は常に指名がありるので、
指名が多ければ、そのキャバクラ嬢を使える時間は短い為、
指名がある女の子を限られた時間の中で、いかにその子が得意とする接客スキルを生かせる回しを展開できるかが大切です。

また、冒険心や柔軟性もすごく大事な回しの項目でもあります。

冒険心

残り数分の時間の中いかに新規のお客様にキャバクラ嬢様を紹介するか、どのお客様がクレームを言わないかを判断して、
指名のキャバクラ嬢様をお借りして新規のお客様につける事が重要です。

新規のお客様に指名のあるキャバクラ嬢様をお借りし付ける際ヘルプの女の子を用意したり、一からすべての女の子をローテーションしないといけないことは手間がかかる上に、
どのお客様がどのキャバクラ嬢様を気に要るかわからない為、常にお客様とキャバクら嬢様の愛称を忙しい中「試さないと」いけません。

これはある意味冒険です。

しかしこの冒険がお店の売り上げに影響してくるのです。

 

柔軟性

新しいお客様が来店された時点で最初に考えた回し(ローテーション)は無駄になります。

そのため、基本的に簡単な回しは基本待機席で余っているキャバクラ嬢を席に着ける事を中心に考えます。

ただし仕事ができないキャバクラ嬢、指名の女の子を使う事は、
今まで計画していたローテーションをゼロから考えて、時間通りにパズルを解決していかないといけません。

時にはキャバクラ嬢様がここの席に着きたいと指定してくるため、
その時点でまた新たにローテーションを考えないといけないやり直しが多いのも回しの大変さです。

そのため、如何に柔軟に状況を把握し、お店を展開していくかが腕の見せ所となってくるのです。

 

まとめ


付け回しの善し悪しがお客様の満足度に大きく影響し、お店の中で最も重要なセクションとなります。
そして付け回し業務が男子スタッフやキャストに与える影響も強く、必然的にお店の中心となります。

司令塔としてお店全体を見渡せる広い視野を育てていく事が大切です。

 

 
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